プレスリリース

e-Janネットワークス、テレワークサービスの導入動向からみる
業界別テレワーク導入トレンドを発表
「CACHATTO」の新規導入企業数は昨年度比で約4倍に急伸、
強固なセキュリティ機能への需要を背景に、金融と官公庁の契約金額が全体の約半分を占める結果に

2021年7月12日
e-Janネットワークス株式会社

e-Janネットワークス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:坂本史郎 / 以下、e-Janネットワークス)は、過去2年間でテレワークサービスを導入する顧客属性がどのように変化したかを分析し、顧客動向からみるテレワークの導入傾向について発表いたします。当社が提供するテレワークプラットフォームサービス「CACHATTO」の新規導入企業の契約金額を2019年度と2020年度で業界別に比較しております。2020年度の最新データでは、一般的にテレワーク導入が難しいと考えられがちな「金融・保険」や「自治体」「官公庁」で全体の過半数を占める結果となりました。特に「金融・保険」業界へのサービス導入が急伸しており、2020年度はテレワーク導入の意向が加速したことが分かりました。


業界別 新規導入企業の契約金額比率(2019年度-2020年度)

■コロナ禍前後において金融業界の契約額が6.8倍に増加

スマートデバイスやPCなどのマルチデバイスに対応し、データを端末に残さないセキュリティを一貫して実現する「CACHATTO」は、スマートデバイス用リモートアクセスサービス分野で9年連続トップシェアを誇ります※1※2。コロナ禍で多くの業種においてテレワークが浸透した2020年度は、新規導入企業数が前年度の約4倍に急増し、全体の売上高も前年度の約1.7倍に達するなど、多くの企業や自治体にサービスをご利用いただいた1年となりました。今回、テレワークプラットフォームとして需要が増加している「CACHATTO」の新規導入企業の業界ごとの販売金額から、過去2年間でテレワークを導入する顧客属性がどのように変化したかを分析し、顧客動向からみるテレワークの導入傾向について考察いたしました。

2020年度の業界別販売金額において最も大きなシェアを占めるのは、金融庁が示すガイドラインにて個人情報の取り扱いについて規定されている「金融・保険」で、全体の約25%を占めています。契約金額の比較においても、前年比では約6.8倍に増加しています。次いで比率が高いのは、取り扱う情報の機密性が高く、かつリモートアクセスにおいてはBYOD(私物端末の業務利用)の需要が高い「官公庁」の19.3%で、「金融・保険」と合わせると全体の約半分を占めています。外部からのリモートアクセスや業務データの取り扱いに対する制約が厳しいこれらの業界へのサービス導入が加速している背景には、CACHATTOが備えているセキュリティ機能があると考えられます。また、全体に占める割合は高くないものの、前年比で見ると約2倍にシェアが伸びている「公益法人」も、契約金額では前年比で約7.5倍と急伸しており、この1年間でテレワークの導入が加速したことが伺えます。

一方、「不動産」、「製造」、「建設」等の業界への新規導入には大きな変化は見られず、2020年度の各業界のシェアはそれぞれ10%以下に留まる結果となりました。現場での作業が必要不可欠な業界においては、コロナ禍を契機としたテレワーク推進は限定的であることが伺えます。

■強固なセキュリティがテレワーク導入の障壁を解消

個人情報や機密情報の取り扱いに厳格な業界においても「CACHATTO」が導入されている大きな理由として、強固なセキュリティ機能が挙げられます。テレワーク端末に閲覧した業務データが保持されることは、端末の紛失やサイバー攻撃による情報漏洩につながりうる潜在的リスクとなり、テレワーク導入における重大な課題です。そのため、限定された端末やネットワーク接続環境からの業務しか許可されていないことも多く、テレワーク推進における大きな障壁となっていました。

CACHATTOでは、業務データへアクセスできる端末をあらかじめ制限し、テレワークで利用する端末では専用のアプリケーションを利用することで、端末には閲覧したデータを一切残さない仕組みを実現しています。テレワークへの移行が難しいとされてきた金融業界や官公庁などの業種では、このCACHATTOが提供するセキュリティ面の特長により、テレワークにおけるセキュリティリスクを最小限に抑えられることがサービス導入の決め手となっています。CACHATTOを導入している三重県四日市市様からは、『多くの機密情報を有する庁内ネットワークにアクセスするため、セキュリティが万全であることが最も大事であり、「セキュリティ」や「使いやすさ」の面により導入を決めた』※3と、サービス導入背景をご説明いただいています。

2000年の創業以来、約20年にわたってリモートアクセスサービスを開発・提供してきたe-Janネットワークスでは、世の中のニーズに合わせて製品のアップデートや機能追加を積み重ねてきました。当初は移動中の隙間時間にメールやスケジュールを携帯電話で確認するための「モバイルワークツール」として展開し、働き方改革や多様なワークスタイルの出現など世の中の変化に合わせ、場所を選ばず働くリモートワークに着目し、スマートデバイスの活用、さらにはPC利用を中心に据えたリモートデスクトップアクセスのサービス提供まで現在は拡大しております。

リモートアクセスサービス市場を牽引する存在として、今後もe-Janネットワークスはテレワークを推進し、新しいワークスタイルの実現を望むあらゆる業界の企業を支援すべく、サービス開発を進めてまいります。


e-Janネットワークスの年度別売上推移

■CACHATTOとは

CACHATTOは、2021年4月時点で1,450社72万人を超えるユーザーが利用する法人向けリモートアクセスサービスです。スマートデバイスやPCなどのマルチデバイスに対応し、データを端末に残さないセキュリティを一貫して実現。リモートアクセスを統合的に認証・制御できるテレワークプラットフォームとして、企業・官公庁での採用が進んでおり、「スマートデバイス用リモートアクセスツール」市場および「セキュア・ゲートウェイ/ブラウザ」市場においてトップシェアを占めています。
製品サイト:https://www.cachatto.jp/

■e-Janネットワークス株式会社について

e-Janネットワークス株式会社は、2000年3月に設立以来、『テレワークにセキュリティを』を標榜し、テレワークプラットフォームCACHATTOおよび関連製品の企画・開発・販売・運営を中心として事業を展開しております。

<会社情報>
  • 代表者名:代表取締役 坂本 史郎
  • 従業員数:119名 (2021年4月1日現在、パートタイム従業員含む)
  • URL:https://www.e-jan.co.jp/
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