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東京から高知に集結!ユニット内チームビルディング研修①

今回は、当社開発部門 自動テストユニットのチームビルディング合宿について、そのユニットリーダーに紹介してもらいます。
実は、このユニットリーダーの前職は研究者でした。
ユニットのコミュニケーション課題の解決のため、研究者ならではの視点で「実験」と「考察」をしてくれています。

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2024年3月末、「年度末だョ!全員集合」と題し、開発グループの中の1ユニットでチームビルディングのための合宿を、高知の当社拠点(高知テクニカルセンター)にて行いました。
このブログでは、全2回の高知合宿の内容とそこから得た考察について、ご紹介します。

■課題
当社開発グループの自動E2Eテストユニットのメンバーは、東京勤務と高知勤務がおり、普段は遠隔でやりとりをしています。
そのため、かねてよりコミュニケーションに以下のような課題を抱えていました。
・報告内容の細かいニュアンスが伝わらない
・質問への回答がすぐに返ってこない
・今相手が何をしているのかわからない

■前職の「研究者」としての経験をもとに企画
筆者の前職の話をします。
当社へ入社前、筆者は研究者として働いていました。
当時は毎年定期的に開催される学会に参加/登壇していました。学会というのは、個人的見解ではありますが、普段業務している研究室から離れ、違う土地に行って気分を変えつつ、現地の参加者たちと楽しく議論し、雑談し、親睦を深め、その副産物として新しい研究のネタやモチベーションを得る場です。つまり、情報共有にとどまらず、セレンディピティ(偶然の産物)創出の場だったと感じています。
オンラインでは、このセレンディピティがなかなか起こりづらいのです。
これらの経験のもと、現場での偶発的なコミュニケーションの創出を狙い、今回メンバー全員を一つの場所に集めるという着想に至りました。

■第1回 高知合宿
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前述の課題を解決するため、2023年9月末、ユニットメンバー全員を2週間一つの拠点に集結させる実験をすることにしました。
「テレワーク」という普段の業務環境を「オフィス」というリアルな場に移すことで、メンバー間のコミュニケーションにどのような変化が現れるのかを見てみようと思ったのです。
"リアル対面"と"同一空間"、この2つがメンバーへもたらす定性的効果を見るための実験です。

ただ、このシチュエーションを最大限に生かすには、その反応を促進させるようなもの、化学でいうところの"触媒"が必要です。
なぜなら、単にメンバーを一か所に集めても、各自の仕事をするだけでは結局テレワークの状況と何も変わらないと思ったからです。
なので、コミュニケーションを促進するには何らかの「触媒」=「接触機会」が必要だと考えました。

接触機会を触媒とし、下記のようなイベントを実施しました。
・合同ふりかえり会(部署内の課題共有/連携強化の場)
・同僚間での1on1(横のつながりを深める場)
・談話会(普段感じていることについて意見交換する場)
・勉強会(ナレッジの共有の場)
・ハッカソン(もっとコードに触れてみたいメンバーに機会を提供する場)
・ビアガーデン(食事を兼ねた親睦の場)
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結果はどうだったでしょう。
まず目に見える変化として、メンバー間での「会話量」が増えたことが挙げられます。
欲しい情報を詳しく知りたいのか、納得するまで理解したいのか、普段より会話のキャッチボールの「ターン数」が自然と増えていた印象です。ここにオンラインとの差が出ていると感じます。対面だと相手に話しかけることへの壁が低いようです。
一方、メンバーからの感想を聞くと「リアル対面で集まっての業務がこんなに楽しかったとは思わなかった」との声も少なくありませんでした。

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第一回の高知合宿は成功に終わったようです。
そこでの気づきと第二回高知合宿の様子については、次回(7/30)のブログにてご紹介します。
お楽しみに。