e-Jan社員の育児休業 -男性の企画職編-<前編>
e-Janでは、子供のいる社員の多くが、テレワークやフレックスタイム制、産前・産後休暇、育児休業(以下、育休)、ベビーシッター制度などを利用して仕事と子育ての両立をはかっています。今回は、6か月の育休を取得した弊社の企画職の S
の、子供が生まれる前後の想いが綴られたエッセイを紹介します。
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2019年10月に子供が産まれ、半年弱の育休を取得しました。産まれてすぐの育休取得ではなく、1歳の誕生日前まで(4月中旬~10月上旬)という少し変則的な形でした。育休を取るまでの流れ、育休中の過ごし方、育休を取り今思うことをまとめました。
育休のことは、妊娠が分かったころに意識し始めました。一般的に男性の育休は産後の妻の負担を減らすためという面が強いかもしれませんが、その時の自分の考え方は自分でも子育てがしたいといったものが強かったような気がします。元々、自分のことはなるべく自分が好きなようにやりたいという性格だからかもしれません。ただ、当時は実際に取得するかどうかまでは深く考えてはいなかった気がします。
妊娠から出産、そして実際に育休に入る頃、僕は所属グループのグループリーダーを務めていました。僕が所属していた企画グループでは、外部イベント出展や顧客向けイベントなどグループとしての繁忙期があります。また、当時グループ内で育休や介護休暇が重なり、陣容が手薄な時期でもありました。その中で、「自分まで居なくなったらどうなるのだろう。やはり難しいかな。男だし仕方ないかな。」などと少し諦めてもいました。そんなこともあり、家では妻に期待させないよう積極的に育休関連の話をしていませんでした。
実際に育休の取得を決意したのは、出産に至るまでの妻を見ていたからでした。つわりの悪化や妊娠悪阻での入院、出血による緊急入院など、妊娠中ずっと大変な思いをしているのを間近で見ていました。これで「生まれてからもよろしくね!」と、軽々しく言えないなと思いました。また、所属グループにはリアルタイムで子育てをしている女性メンバーがおり、子育ての苦労を聞いていました。その女性メンバーに「取れるなら取ったほうがいいですよ。奥さんのために取ってあげてください。」と言われたのも後押しになったと思います。
さて、2019年10月に予定日より2ヶ月早く低体重児として息子が産まれました。生後の2ヶ月弱は、NICU(新生児集中治療室)やGCU(中等症・回復期治療室)で入院生活を送り、実際に家に一緒に連れ帰り自分達の手で子育てを開始したのは11月末でした。
子供が産まれてからしばらくして、自分用に育休取得計画書を作成しました。その中で、自分が育休を取った場合のシミュレーションをしました。育休を取得しようにも、自分がどうしたいのかという考えがまとまっていなかったためです。内容は以下のような感じになりました。
・2019年12月後半に育休ではない短期間の休暇を取得したい
・2020年4月から1歳までの期間(10月まで)、育休を取得したい
それを上司に見せ、自分はこういう考えを持っていると共有し、それに対しての意見やアドバイスを貰らいました。予定通り、12月後半に育休ではない短期間の休暇を取得しました。あえて休暇にしたのは、後々育休を取得するかもしれないと考えていたからです。
休暇中、近場に頼れる身内がおらず、分からないことがあったらインターネットで調べたりなど手探りでの子育てといった感じでした。休暇後、妻からは実際に一人でやるのと二人でやるのでは全然違うという意見を貰いました。それを聞いて、ますます育休を取得して助けてあげねば、助けるというか自分でやらねばと思うようになりました。
短期休暇と年末年始休暇を終えた年明けに、まだどういった形(時期や期間など)で育休を取得するか決めかねてはいましたが、グループメンバーにそれとなく伝えました。自分が休んでいる間になるべく負担をかけないように、自分が居なくても業務が回るように、意識的にメンバーへのアドバイスや働きかけを行いました。その後、休業メンバーの復帰や業務状況、その他様々な要素が重なり、希望通りの期間、育休を取れることになりました。
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後編はこちら
e-Jan社員の育児休業 -男性の企画職編-<後編>
■関連記事
・妊娠中のテレワーク
・子育ての味方、テレワークの4つのメリット
・男性の有意義な育休の過ごし方
・e-Jan社員の育児休業 -男性の営業職編-
・e-Jan社員の育児休業 -男性の企画職編-<後編>
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2019年10月に子供が産まれ、半年弱の育休を取得しました。産まれてすぐの育休取得ではなく、1歳の誕生日前まで(4月中旬~10月上旬)という少し変則的な形でした。育休を取るまでの流れ、育休中の過ごし方、育休を取り今思うことをまとめました。
育休のことは、妊娠が分かったころに意識し始めました。一般的に男性の育休は産後の妻の負担を減らすためという面が強いかもしれませんが、その時の自分の考え方は自分でも子育てがしたいといったものが強かったような気がします。元々、自分のことはなるべく自分が好きなようにやりたいという性格だからかもしれません。ただ、当時は実際に取得するかどうかまでは深く考えてはいなかった気がします。
妊娠から出産、そして実際に育休に入る頃、僕は所属グループのグループリーダーを務めていました。僕が所属していた企画グループでは、外部イベント出展や顧客向けイベントなどグループとしての繁忙期があります。また、当時グループ内で育休や介護休暇が重なり、陣容が手薄な時期でもありました。その中で、「自分まで居なくなったらどうなるのだろう。やはり難しいかな。男だし仕方ないかな。」などと少し諦めてもいました。そんなこともあり、家では妻に期待させないよう積極的に育休関連の話をしていませんでした。
実際に育休の取得を決意したのは、出産に至るまでの妻を見ていたからでした。つわりの悪化や妊娠悪阻での入院、出血による緊急入院など、妊娠中ずっと大変な思いをしているのを間近で見ていました。これで「生まれてからもよろしくね!」と、軽々しく言えないなと思いました。また、所属グループにはリアルタイムで子育てをしている女性メンバーがおり、子育ての苦労を聞いていました。その女性メンバーに「取れるなら取ったほうがいいですよ。奥さんのために取ってあげてください。」と言われたのも後押しになったと思います。
さて、2019年10月に予定日より2ヶ月早く低体重児として息子が産まれました。生後の2ヶ月弱は、NICU(新生児集中治療室)やGCU(中等症・回復期治療室)で入院生活を送り、実際に家に一緒に連れ帰り自分達の手で子育てを開始したのは11月末でした。
子供が産まれてからしばらくして、自分用に育休取得計画書を作成しました。その中で、自分が育休を取った場合のシミュレーションをしました。育休を取得しようにも、自分がどうしたいのかという考えがまとまっていなかったためです。内容は以下のような感じになりました。
・2019年12月後半に育休ではない短期間の休暇を取得したい
・2020年4月から1歳までの期間(10月まで)、育休を取得したい
それを上司に見せ、自分はこういう考えを持っていると共有し、それに対しての意見やアドバイスを貰らいました。予定通り、12月後半に育休ではない短期間の休暇を取得しました。あえて休暇にしたのは、後々育休を取得するかもしれないと考えていたからです。
休暇中、近場に頼れる身内がおらず、分からないことがあったらインターネットで調べたりなど手探りでの子育てといった感じでした。休暇後、妻からは実際に一人でやるのと二人でやるのでは全然違うという意見を貰いました。それを聞いて、ますます育休を取得して助けてあげねば、助けるというか自分でやらねばと思うようになりました。
短期休暇と年末年始休暇を終えた年明けに、まだどういった形(時期や期間など)で育休を取得するか決めかねてはいましたが、グループメンバーにそれとなく伝えました。自分が休んでいる間になるべく負担をかけないように、自分が居なくても業務が回るように、意識的にメンバーへのアドバイスや働きかけを行いました。その後、休業メンバーの復帰や業務状況、その他様々な要素が重なり、希望通りの期間、育休を取れることになりました。
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後編はこちら
e-Jan社員の育児休業 -男性の企画職編-<後編>
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