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東京から高知に集結!ユニット内チームビルディング研修②

前回に引き続き、当社開発部門 自動テストユニットのチームビルディング合宿について、そのユニットリーダーに紹介してもらいます。
第一回高知合宿を終えて、そこではどのような気づきがあったのでしょうか。

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前回ブログ「東京から高知に集結!ユニット内チームビルディング研修①」

■「楽しい」コミュニケーションとは?
さて、「リアル対面での業務が楽しい」のは、一体なぜなのでしょうか。
例えば、オンラインと違って、下記のようなことが自然にできるからでしょうか。
・質問がしやすい
・話すタイミングが被らない
・相手が何をしているかが分かる

加えて、下記のようなテレワークでは得られない情報も現場でキャッチできているからかもしれません。
・仕事場の雰囲気
・相手の気配
・臨場感や一体感
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オンラインでのコミュニケーションは、チャットやビデオ通話などデジタルでのやりとりがほとんどです。
これは情報として"離散的"なものでやりとりしていると言えるかもしれません。
それに対して、リアルでのコミュニケーションは、実空間内でお互い会話するといったアナログな"連続的"情報のやりとりです。
おそらく、離散的な情報量と連続的な情報量の差分の中に相手の雰囲気や気配、臨場感といったものが含まれているのだと思います。
この差分を埋める(あるいは認知心理学的に人間を騙す)技術が発明/実用化できれば、
テレワークとリアルワークをもっとボーダレスでシームレスにつなげることが可能かもしれません。

■「合宿」という形態をとる意義
さて、別の観点では、合宿形式自体に大きな効果があったとも推察されます。
・同じ空間で仕事をする
・同じメンバーと顔を合わせる機会が増える
・同じメンバーと過ごす時間が増える
・メンバーに好意が持てるようになる

つまり、合宿という形態をとることで、特別な刺激がなくても、「毎日」メンバーと接触する時間が増えるだけで好意が増していく。いわゆる、単純接触効果(ザイオンス効果)が現れたと想像されます。普段より会話量が増えた理由はここにあるのかもしれません。
仕事していて「楽しい」とは、そこに帰着されるのだと思います。

もちろん、楽しいだけではなく、ちゃんと業務面での収穫もありました。
今回の合宿をきっかけに、業務フロー上改善すべき点が明らかになり、新たなプロジェクトの立ち上げや一部東京メンバーの高知転勤が実現しました。
これらのアクションはすべて「会話」から生まれました。
これがいわゆる、"セレンディピティ(偶然の産物)"なのかもしれません。

■第2回 高知合宿
さて、実験結果から対面コミュニケーションが業務を円滑にする効果があることが分かりました。
しかし、コミュニケーションスキルというのは一朝一夕では身につきません。つまり、人と会話する"機会"を意識的に増やすことが重要です。
そこで、定期的にメンバーを招集することにしました。

第2回高知合宿は、第1回から半年後に開催しました。
今回は、相手の価値観や特性、強みなどをお互いに理解し合うことに重点を置きました。
また、業務以外の活動を通して、楽しく副次的に仕事に生かせられる機会を与えたいとも思いました。
上記の理由から、以下のようなイベントを実施しました。
・自分取扱説明書作成(ワークショップ第一部)
・Linuxかるたゲーム(ワークショップ第二部)
・Appium自由研究発表会(ワークショップ第三部)
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結果、以前よりメンバー間の団結力が上がった実感がありました。
相手を尊重しながら仕事を進めるきっかけにもなったようです。
また、今回はオフィス空間がリニューアルされ、業務スペースがワンフロアに集約されたタイミングでの実施だったことも相まって、前回よりもコミュニケーションが活発になった気がしました。
これにはオフィス空間内の"最適な人口密度"が関係しているように思います。執務スペースをコンパクトにしたおかげで、人との物理的距離が縮まった(人口密度が増えた)効果かもしれません。これが気軽に話しかけやすい空気感を醸成したのでしょう。


最後に、
・会話量
・接触回数
・定期的
・人口密度
これらのファクターがコミュニケーションを円滑にするためには重要で、チームビルディングに効果的であるということをお伝えし、今回の結語とさせていただきます。

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たくさんの気づきがあった高知合宿は成功に終わったようです。
当社では今後もオンラインとリアルを合わせた「ハイブリッドワーク」のより良い形を探すための「実験」を続けていきます。